海外経験もあり、日本のプロバスケットボール界で長年プレーを続けてきた松井啓十郎(愛称:「KJ」)です。
ベテランならではの強みや良さがある選手です。
なんと、バスケの原点はあのバスケの神様と言われるマイケル・ジョーダンです。
この記事を読むことで松井啓十郎のバスケの出会いや海外挑戦、Bリーグでの活躍、プレースタイルについて知ることができます。
選手についてよく知ると、バスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。
プロフィール
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<プロフィール>
生年月日 | 1985年10月16日 |
出身地 | 東京都 |
高校 | モントローズ・クリスチャン高校 |
大学 | コロンビア大学 |
身長 | 188cm |
体重 | 83kg |
ポジション | SG |
<プロキャリア>
2009-10 | レイカム北海道 |
2010-11 | 日立サンロッカーズ |
2011-17 | アルバルク東京 |
2017-19 | シーホース三河 |
2019-21 | 京都ハンナリーズ |
2021-現在 | 富山グラウジーズ |
Bリーグまでの歩み
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幼少期
松井啓十郎は、マイケル・ジョーダンに憧れを持っていた少年でした。
1992年のバルセロナ五輪で父親がマイケル・ジョーダンのプレーを見て感動し、息子の啓十郎にバスケを始めさせたそうです。
そして、松井啓十郎は小学5年生の時にマイケル・ジョーダンと運命的な出会いをします。
日本にバスケットボールを広めるために、バスケのイベントが開催され、NBA選手と日本の子供が1on1をする企画が設けられたのです。
そこで、松井啓十郎はマイケル・ジョーダンと1 on 1をしています。
それ以来、マイケル・ジョーダンに憧れを強め、松井啓十郎のNBA選手を目指すバスケ人生が始まりました。
高校時代
高校はアメリカの高校に進学します。
アメリカの中でも強豪校であるモントローズ・クリスチャン高校です。
この高校は、日本人では富樫勇樹(千葉)と伊藤大司(元滋賀)が通っていた高校です。
また、NBA選手では、スーパースターのケビン・デュラントも通っていました。
入学当初は、言語が全く違うことや、フィジカルが日本人と全く違うという環境であったことから、環境に慣れるまでにかなり苦労したそうです。
また、フィジカルはどうしても黒人選手より劣るため、シュート力やバスケIQで勝負していました。
1年生の時はチームの2軍でプレーをしていましたが、2年生からは徐々に1軍の試合にも出場しています。
そして、3年生ではスタメンの座を勝ち取りました。
今の松井啓十郎の代名詞ともなっている「スリーポイントシューター」はこの高校での経験があってのものなのです。
大学時代
アメリカの中でも名門のニューヨークのコロンビア大学に進学します。
アメリカでは大学でバスケをやるためには、勉強もできないといけません。
宿題の量も多く、毎日勉強漬けで、家庭教師もつけて勉強したそうです。
バスケの練習の時間も決まっているなど、多くの制限がある中で、毎日工夫して生活を送っていたと本人は話します。
まさに、文武両道の大学時代を送っています。
そして、日本人初のNCAAディビジョン1でのプレーも果たしました。
Bリーグでの活躍
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大学卒業後は、日本でプロ選手となりました。
まずはレラカムイ北海道(JBL)に所属しました。
その後は日立サンロッカーズ(JBL)、アルバルク東京に6年間所属してます。
そして、シーホース三河で2年間、京都ハンナリーズで2年間過ごし、2021-22シーズンからは富山グラウジーズでプレーします。
松井啓十郎がBリーグで残したスタッツがこちら。
※右にスクロールできます。
シーズン | GS/G | MP | PTS | 3P% | FG% | TRB | AST | STL |
2016-17(A東京) | 6/59 | 16.8分 | 6.1点 | 39.5% | 39.9% | 1.4回 | 0.4回 | 0.2回 |
2017-18(三河) | 6/55 | 12.8分 | 4.9点 | 40.3% | 44.0% | 0.9回 | 0.9回 | 0.4回 |
2018-19(三河) | 3/42 | 8.2分 | 2.8点 | 32.2% | 39.6% | 0.8回 | 0.5回 | 0.2回 |
2019-20(京都) | 41/41 | 29.9分 | 12.0点 | 47.2% | 48.5% | 3.4回 | 1.4回 | 0.4回 |
2020-21(京都) | 13/52 | 22.2分 | 8.2点 | 41.0% | 43.1% | 1.9回 | 1.1回 | 0.4回 |
2021-22(富山) | 37/52 | 18.9分 | 7.2点 | 41.0% | 42.7% | 1.1回 | 1.2回 | 0.3回 |
出典:Basketballnavi.DB
プレータイム(PTS)を見ても松井啓十郎はどのチームでも主力として活躍してきました。
そして、スリーポイント確率とフィールドゴール確率については、毎シーズン高いスタッツを維持してきました。
松井啓十郎のBリーグでのプレー動画がこちら。
特徴・プレースタイル
松井啓十郎の特徴は次の1つです。
- クイックリリースのスリーポイントシュート
クイックリリースのスリーポイントシュート
松井啓十郎の特徴と言えば、「スリーポイントシュート」ですね。
幼少時にマイケル・ジョーダンと出会い、ジョーダンのようになりたいと夢見た少年はジョーダンと同じSGとしてBリーグで活躍しています。
そして、アメリカでのバスケ留学の経験から身に付けたのはクイックリリースのスリーポイントシュートです。
これがアメリカ人に比べ、身長が低い松井啓十郎がアメリカで生き残るために身に付けた強みなのです。
そのクイックリリースから放たれるスリーポイントの脅威はBリーグでも健在です。
スリーポイント確率が40%を超えるシーズンも少なくありません。また、2019-20シーズンでは驚異のスリーポイント成功率47.2%です。
このシーズンはベストスリーポイント成功率賞を獲得しています。
綺麗なシュートフォームから放たれるスリーポイントは何度見ても美しいです。ぜひ見てみてください。
まとめ
この記事では、松井啓十郎について紹介しました。
幼少期のマイケル・ジョーダンとの出会いがあって今の松井啓十郎がいます。
ベテラン選手として富山グラウジーズを支える選手となるでしょう。
選手について深く知ることでバスケットボールがより面白くなります。
他にも選手を紹介した記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。