バスケのファンタジスタ!並里成のすごさを徹底解説します!

  • 並里成(なみざとなりと)についてもっと知りたい!

そんな疑問に答えます。

見るものを魅了するファンタジスタ並里成

2022-23シーズンからは群馬クレインサンダースでプレーをします。

闘志剥き出しのプレーに多くの人が心を動かされることは間違いありません。

筆者
バスケ歴の長い私が、並里成のすごさを紹介します。

 

この記事を読むことで並里成の高校時代や海外挑戦、Bリーグでの活躍、プレースタイルついて知ることができます。

選手についてよく知ると、バスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。

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プロフィール

<プロフィール>

生年月日 1989年8月7日
出身地 沖縄県
中学校 沖縄市立ゴザ中学校
高校 福岡第一高等学校
身長 172cm
体重 72kg
ポジション PG

<プロキャリア>

2009-11 リンク栃木
2011-15 琉球ゴールデンキングス
2015-16 大阪エヴェッサ
2016-18 滋賀レイクスターズ
2018-22 琉球ゴールデンキングス
2022-現在 群馬クレインサンダース

Bリーグまでの歩み

高校時代

並里成は地元の沖縄県を離れ、高校バスケの名門校である福岡第一高等学校に進学しました。

ちなみに彼は、福岡第一高校バスケ部史上初めて沖縄県から進学した選手です。

 

将来はNBA選手を目指していたことから留学生とプレーができる高校を選択しました。

実は、福岡第一の監督である井手口監督が直々にゴザ中学校に出向いて勧誘したそうです。

 

そして、高校1年からスタメンを勝ち取り、ウインターカップで優勝し、ベスト5に選出されました。

衝撃の高校デビューを飾ったのです。

 

2年生の時は、福岡県大会決勝で福岡大大濠に敗れウインターカップの出場を逃しています。

しかし、U18日本代表に選出されています。

 

3年生では、インターハイとウインターカップに出場をし、ウインターカップで準優勝し、自身2度目のベスト5に選出されています。

スラムダンク奨学金第1期生

高校卒業後は、日本の大学に進学はしていません。

NBAを目指す並里成はアメリカでのプレーを望みました。

スラムダンク奨学金の第1期生として、アメリカのプレップスクールであるサウスケントスクールに留学します。

 

アメリカでバスケをやり、アメリカの大学進学も目指していました。

バスケの実力は一定の評価を受けていましたが、学業面が必要なレベルに達しなかったことから進学は断念して帰国しています。

 

アメリカではスポーツだけできれば、大学に入学できるものではありません。

どんな人でもある程度の学力が求められます。

そして、在学中もいっぱい勉強する必要があります。

やはり、言語の壁によるものもあったのかもしれませんね。

 

人気漫画スラムダンクの著者である井上雄彦さんが創設した高校卒業後にアメリカでのバスケに挑戦したい人を応援するプログラム。2008年の第1期生以降、毎年渡米の後押しをしている。

Bリーグでの活躍

並里成は帰国してJBL時代のリンク栃木(現宇都宮ブレックス)と選手契約しプロバスケ選手となりました。

プロ入り初年度にJBL優勝を経験しましたが、出場時間は少なく満足はしていませんでした。

 

その後はbjリーグの琉球ゴールデンキングスに移籍をします。

 

2012-13シーズン終了後は、NBA挑戦のために再び渡米をします。

そして、NBA選手とアマチュア選手が集まるドリューリーグに参加します。

NBA下部リーグであるGリーグのドラフト候補に名前は上がりましたが、指名されることはありませんでした。

 

帰国後はシーズン途中からですが、琉球ゴールデンキングスでプレーをしています。

琉球で計4シーズンを過ごした後は、大阪エヴェッサで1シーズン、滋賀レイクスターズで2シーズンを過ごします。

 

そして、2018-19シーズンから再び琉球ゴールデンキングスでプレーするようになります。

 

並里成がBリーグで残したスタッツがこちら。

※右にスクロールできます。

シーズン GS/G MP PTS 3P% FG% TRB AST STL
2016-17(滋賀) 32/46 25.0分 9.9点 27.1% 37.9% 3.5回 4.2回 1.0回
2017-18(滋賀) 59/59 27.9分 12.2点 29.0% 40.0% 3.2回 7.4回 1.5回
2018-19(琉球) 49/57 23.0分 8.9点 23.5% 45.3% 2.5回 6.4回 0.9回
2019-20(琉球) 14/41 23.9分 8.8点 38.1% 42.0% 2.7回 5.2回 0.9回
2020-21(琉球) 45/50 20.6分 8.3点 31.7% 42.5% 1.4回 3.9回 0.8回
2021-22(琉球) 40/54 21.0分 6.0点 36.1% 38.1% 1.7回 3.6回 0.8回

出典:Basketballnavi.DB

 

スタッツを見れと、毎年安定的に活躍をしている選手であることが分かりますね。

 

特徴的なスタッツはやはりアシスト数でしょうか。PGに相応しい数字を残していますね。

 

一方、アウトサイドシュートが課題かもしれません。

これは本人も認知している課題であり、今後の成長を期待したいものです。

 

2022-23シーズンからは群馬クレインサンダースでプレーをします。

筆者
新天地での活躍も期待できるでしょう!

 

Bリーグでのプレー動画はこちら。

特徴・性格

並里成の特徴・性格は次の3つです。

  • プレーで魅了するファンタジスタ
  • ミドルは得意だがスリーは苦手
  • 闘志剥き出しの熱い性格

プレーで魅了するファンタジスタ

並里成は見るものを魅了する「ファンタジスタ」と言われています。

彼のプレーを見れば分かります。

 

独特なタイミングとステップを武器にドライブから得点を量産します。

172cmながらも2mを超える選手のブロックを交わしてシュートを決めます。

何か魔法を見ているのではないかと思ってしまうくらいです。

 

アシストもうまい選手です。

「今のタイミングでパスする?」「そこにパス出す?」と思わせるようなパスがよく見られます。

結果的に得点に繋がるパスであり、見るものが想像できないパスを平気でします。

 

ドリブルやパスとオフェンス面でファンタジスタの存在なのです。

ミドルは得意だがスリーは苦手

並里成の得点パターンはドライブからの得点だけではありません。

得意のドライブでディフェンスを惑わした後のストップジャンプシュートが面白いように決まります。

ジャンプシュートをするまでのタイミングも読めませんし、シュートまでの速さもあります。

ディフェンスとして予想をしていても、並里成のミドルシュートを止めることは至難の業です。

 

しかし、スリーポイントは苦手意識があります。

実際に、スリーポイントを多投する選手ではありませんし、スリーポイント成功率はそこまで高くはありません。

 

今後さらなる活躍をするための課題となるでしょう。

筆者
並里成の武器に更にスリーポイントも加わると本当に恐ろしい存在となるでしょう。

闘志剥き出しの熱い性格

会場で並里成を見ると、もうひとつ感じられるものがあります。

それは、闘志を剥き出しにしている姿です。

 

真剣な表情から感じられる闘志に多くのファンは魅了されます。

相手を煽っているように見えることもあるかもしれませんが、決してそんな訳ではありません。

相手をリスペクトしているからこそできるものです。

 

チームを鼓舞するため、自分を鼓舞するための闘志です。

そして、互いにプロ選手として本気でぶつかり合うという意味で闘志を剥き出しにしています。

 

並里成のバスケに対する熱い情熱が感じられます。

ぜひ、みなさんも会場に足を運び並里成を見てみてください。

井手口監督お墨付きのプレイヤー

井手口監督とは並里成の母校である福岡第一高校の監督です。

福岡第一を高校屈指のバスケ部に育て上げ、今まで多くのBリーガーを排出してきました。

 

そんな井手口監督が、「歴代の福岡第一部員で特に印象に残っているプレイヤー5人は?」と聞かれた時に、並里成の名前を挙げました。

 

上記にも書きましたが、並里成は初めて沖縄県から福岡第一バスケ部に入部したプレイヤーです。

中学時代の並里成のバスケの実力は確かなものでしたが、ヤンチャな性格であることからなかなか推薦権をもらえなかったそうです。

そこで、井手口監督が中学校の校長先生に「彼は日本代表になる選手です。」と言い、推薦入部へこぎつけたと言われています。

 

そして高校1年からスターターとして活躍しウインターカップ優勝もしています。

数えきれない程の選手を排出している名門校の監督である井手口監督でも特に印象強く残っているのが並里成なのです。

まとめ

この記事ではBリーグのファンタジスタ並里成について紹介しました。

ドライブ、レイアップ、パス、ジャンプシュートで見るものを魅了します。

目標は高くNBA選手になること。それは中学時代から今も変わりません。

さらなる成長を期待選手です。

 

選手について深く知ることで、バスケがより面白くなります。

他にも選手紹介の記事を書いていますので、ぜひ読んで見てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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