- 張本天傑についてもっと知りたい!
そんな疑問に答えます。
2m近くの身長がある張本天傑です。
恵まれな体格を持ちながらも、インサイドやアウトサイドと、どこでもなんでもできる選手です。
東京オリンピックでもビックマンとしてチームに貢献する姿が見られました。
この記事を読むことで張本天傑の生い立ちから学生時代・Bリーグでの活躍やプレースタイル、強みについて知ることができます。
選手についてよく知ると、バスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。
プロフィール
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<プロフィール>
生年月日 | 1992年1月8日 |
出身地 | 中国・遼寧省瀋陽 |
中学校 | みよし市立北中学校 |
高校 | 中部大学第一高校 |
大学 | 青山学院大学 |
身長 | 198cm |
体重 | 100kg |
ポジション | SF/PF |
<プロキャリア>
2013-16 | アルバルク東京 |
2016-現在 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ |
Bリーグまでの歩み
生い立ち
張本天傑の両親は中国人で、自身も中国で生まれました。
父はバスケットボール選手、母はバレーボール選手というスポーツ一家で育ちました。
張本天傑は小学2年生の時に中国でバスケを始めました。
そして、6年生のタイミングで日本に引っ越してきました。
始めは岐阜県の小学校に通っていましたが、中学からは愛知県に引越しをします。
張本天傑は中学時代から185cmと身長が大きい選手で、ゴリゴリのセンタープレイヤーでした。
そして、中学時代にジュニアオールスターに選出されたことをきっかけに注目を浴び始めます。
高校時代
高校は中部第一高校に進学します。
有名な話ですが、張本天傑の同期には宇都直輝(B1富山)がいました。
そして、「この世代が中部第一のバスケ部を強くした」と、今も監督である常田監督が言っています。
張本天傑は1年の時にチームをインターハイ出場に導きます。
そして、3年生で初めてウインターカップに出場しました。
また、張本天傑は高校時代に大きな決断をしています。
「今後は日本人として生きていきたい」と心に決め、日本国籍を取得したのです。
それ以来、日本人プレイヤーとして日本バスケ界で活躍しています。
大学時代
大学は青山学院大学に進学します。
大学では以下のような数々の功績を残しました。
- 大学2年生でインカレ優勝
- 大学3年生で関東大学選手権、関東大学リーグ、インカレで優秀選手賞を獲得
- 大学4年生では関東大学選手権でMVPを獲得
チームの中心選手として活躍し、大学でも大きく飛躍した張本天傑だったのです。
Bリーグでの活躍
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大学卒業前のアーリーエントリー制度によりNBLのトヨタ自動車アルバルク東京(現アルバルク東京)でプロデビューを果たします。
アーリーエントリーしたシーズンを含め3シーズンアルバルク東京でプレーをします。
その後、Bリーグ発足初年度の2016-17シーズンに名古屋ダイヤモンドドルフィンズに移籍をしています。
張本天傑がBリーグで残したスタッツはこちら。
※右にスクロールできます。
シーズン | GS/G | MP | PTS | 3P% | FG% | TRB | AST |
2016-17(名古屋D) | 54/60 | 26.0分 | 10.2点 | 31.7% | 39.1% | 3.9回 | 1.2回 |
2017-18(名古屋D) | 55/56 | 21.1分 | 8.5点 | 37.6% | 43.3% | 2.8回 | 1.1回 |
2018-19(名古屋D) | 12/60 | 18.5分 | 6.5点 | 39.5% | 40.1% | 2.1回 | 1.0回 |
2019-20(名古屋D) | 18/36 | 20.8分 | 5.8点 | 27.5% | 31.5% | 2.0回 | 1.4回 |
2020-21(名古屋D) | 11/51 | 14.7分 | 5.0点 | 44.5% | 48.3% | 1.6回 | 0.8回 |
2021-22(名古屋D) | 14/41 | 19.6分 | 6.9点 | 35.3% | 40.9% | 2.8回 | 1.4回 |
出典:Basketballnavi.DB
みなさん、このスタッツを見てどう思いますか?
張本天傑は日本代表で活躍している選手で華やかな選手でもあります。それにしては、目立つようなスタッツは残していないと思う方もいるかもしれません。
確かに、名古屋ダイヤモンドドルフィンズでは、スタメン出場回数も少なく、得点やリバウンドの数もいたって標準的です。
というのも、張本天傑はスタッツに残らない活躍をするプレースタイルだからです。(後述)
とはいえ、出場時間は20分前後あり、スリーポイント成功率やフィールドゴール成功率は高めの数字を残しています。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズに欠かせない存在であることは間違えありません。
張本天傑のプレーをまとめたハイライト動画はこちら。
特徴・性格
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張本天傑の特徴・性格は次の2つです。
- なんでもできる万能選手
- ロッドマンのような存在
なんでもできる万能選手
張本天傑の1番の特徴はなんでもできる、どんなポジションもこなせる「万能選手」であることでしょう。
身長は約2mと大きい選手です。
インサイドでの攻撃も得意です。
それに加え、スリーポイントも得意な選手です。
そして、力強いドライブも得意で攻撃方法は多彩です。
身長2mの選手がコートのどこからでも得点できることが驚異となっているのです。
ディフェンスでもフィジカル強さを活かして外国籍選手を止める姿は何度も見られます。
なんでもできるプレースタイルが評価され、日本代表にも選出されています。
ロッドマンのような存在
世界で伝説として語られているNBA選手デニス・ロッドマンをご存知でしょうか?
彼はNBAでとにかくディフェンスやリバウンドにこだわり続け、様々な功績を挙げた選手です。
ディフェンスやリバウンドはスリーポイントやダンクに比べれば、華やかでなく地味なプレーです。
張本天傑は「中学・高校の時は目立ちたがり屋でありましたが、大学やプロに入ってからは自分の生きるポジションを模索し続けている」と話しています。
今では守備でも楽しみながらプレーをし、ルーズボールやリバウンドに全集中をするマインドを持っています。
そして、「ロッドマンのように地味なことをやるけど結構目立つ選手になりたい」とも話しています。
日本代表について
張本天傑は、直近では東京オリンピック2020の日本代表に選出されました。
八村塁や渡邊雄太と同じようなポジションを務める張本天傑ですが、本戦では積極的に起用されていました。
そんな張本天傑の日本代表デビューは青山学院大に在籍していた時まで遡ります。
しかし、FIBA(国際バスケットボール連盟)主催の大会ということになると、常に代表メンバーに入れていたわけではありません。
ワールドカップ予選では出場機会を得ていましたが、2019年に中国で行われたワールドカップに向けての代表選考では、強化試合を前にメンバーから外れたこともあります。
それでも東京オリンピックでは再び日本代表のメンバーに戻ってきました。
当時、代表の監督を務めたフリオ・ラマス監督は張本天傑について次のように評価しています。
「(張本天傑には)3番も4番もこなせるというユーティリティなところがあり、3番としてはサイズがある。4番としても十分役割をこなせる選手だと思うので、すごく魅力的だということで入れた。」
やはり、張本天傑の強みである「インサイド・アウトサイドどこでも活躍できる」ことが日本代表に選出されている理由なのでしょう。
まとめ
この記事では名古屋ダイヤモンドドルフィンズや日本代表で活躍を続ける張本天傑について紹介しました。
身長2mを感じさせない運動量を活かし、なんでもできる万能選手として活躍をしています。
これからも日本バスケを盛り上げる存在となるでしょう!
選手について深く知ることで、バスケがより面白くなります。
他にも選手紹介の記事を書いていますので、ぜひ読んで見てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。