- 人気者の河村勇輝をもっと知りたい!
そんな疑問に答えます。
高校時代からバスケファンの間では人気の高い河村勇輝です。
高校生の時にB1チームと対決し、驚愕なプレーを連発し、プロ選手を苦しめた試合もありました。
そして、大学を中退しプロ入りをしました。
今は若き日本代表として活躍中です!
この記事を読むことで河村勇輝が残した伝説や彼の強みなどが分かります。
選手についてよく知ることでバスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。
プロフィール
<プロフィール>
生年月日 | 2001年5月2日 |
出身地 | 山口県 |
中学校 | 柳井市立柳井中学校 |
高校 | 福岡第一高等高校 |
大学 | 東海大学(中退) |
身長 | 170cm |
体重 | 68kg |
ポジション | PG |
<プロキャリア>
2019-20 | 三遠ネオフェニックス |
2020-現在 | 横浜ビー・コルセアーズ |
バスケキャリア
中学時代
中学は地元山口県の柳井市立柳井中学校に進学しました。
河村勇輝は3Pが多めのシューターとして、1 on 1が得意なエースとして活躍していました。
中学3年生では全中ベスト16の成績も残しています。
高校時代
全中で河村勇輝のプレーを見た福岡第一高校の井手口監督は、河村勇輝を福岡第一に勧誘しました。
そして、福岡第一に進学をします。
福岡第一高校は全国の中でも超名門高校です。
河村勇輝は高校1年生の時に、U16日本代表にも選出される力の持ち主で、福岡第一ではスタメンでもありました。
高校1年生のウインターカップでは惜しくも準決勝で敗退し4位に終わっています。
その後、河村勇輝は目の色を変え練習に取り組み、猛烈な努力をしたそうです。(詳細は後述)
その努力の成果もあり、2年生でウインターカップ制覇、3年生でインターハイとウインターカップを制覇しました。
大学時代(中退)
大学は関東の超強豪大学の東海大学に進学しました。
河村勇輝は大学1年から主力としてプレーをします。
自身初めてのインカレでは優勝に貢献もしました。
そして、大学2年生の終わり頃に大学を中退し、横浜ビー・コルセアーズでプロに専念することを決意しました。
大きな理由としては、2024年のパリ五輪で日本代表としてプレーすることを目指したいとのことです。
20歳の大学生には大きな決断であると同時に、プロバスケ選手キャリアを本気で進む覚悟も感じられますね。
Bリーグでの活躍
河村勇輝は高校時代から超注目を浴びていた選手です。
その影響もあり、高校3年生で特別指定選手として三遠ネオフェニックスでプレーをしました。
そして、Bリーグ最年少出場記録と最年少得点を挙げています。
河村勇輝のBリーグデビュー戦の様子はこちら。
何度も言いますが、当時は高校3年生です。
B1でも十分に活躍できる素養は持っていました。
さらに、大学1年・2年でも特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズでプレーをしています。
また、2021-22シーズンは、途中から大学を中退し正式にBリーガーとなりました。
河村勇輝がBリーグで残したスタッツはこちら。
※右にスクロールできます。
シーズン | GS/G | MP | PTS | 3P% | FG% | FT% | AST | TRB | STL |
2019-20(三遠) | 7/11 | 22.2分 | 12.6点 | 37.3% | 38.9% | 76.7% | 3.1回 | 2.0回 | 1.5回 |
2020-21(横浜) | 1/16 | 21.2分 | 6.0点 | 20.5% | 27.7% | 71.4% | 3.4回 | 2.3回 | 1.4回 |
2021-22(横浜BC) | 6/32 | 23.6分 | 10.0点 | 31.8% | 41.8% | 73.6% | 7.5回 | 2.9回 | 1.3回 |
出典:Basketballnavi.DB
※2019-20(高校3年)、2020-21(大学1年)、2021-22(大学2年)
「本当に高校生・大学生なのか?」と疑いたくなるスタッツです。
出場時間(MP)を20分以上獲得しているだけでも凄いことです。
それに加え、2019-20シーズンでは11試合中7試合にスタメン出場(GS/G)し、平均得点(PTS)は12.6点を記録しています。
河村勇輝のBリーグでのプレー動画はこちら。
特徴・性格
河村勇輝の特徴・性格は次の3つです。
- 日本一のスピードスター
- バスケに対する努力が半端ない
- 若き日本代表へ
日本一のスピードスター
河村勇輝の代名詞といえば、「スピードスター」でしょう。
高校の試合では持ち前のスピードで、ディフェンスを置き去りにしていました。
彼のトップスピードを止められる人はいません。
大学でも、Bリーグでも、そのスピードは通用しています。
日本代表のPGとして活躍している富樫勇樹が、「スピードであれば河村選手の方が(自分より)速いのではないか。」というくらいのスピードの持ち主です。
バスケに対する努力が半端ない
河村勇輝がここまでのスター選手になれたのも、彼の努力があってのものです。
前述していますが、高校1年生の時ウインターカップでは、スタメン出場していました。
そして、結果は4位に終わっています。
「3年生の代わりに試合に出場したにも関わらず、優勝できなかったこと」を申し訳なく思い、その後は尋常でない練習量をこなしました。
具体的には次のように練習したそうです。
- 1日7時間練習
- 毎朝7:00から練習
- 学校がある日も朝昼晩と練習
- 毎日600本シュート
1日がバスケで始まり、バスケで終わる。バスケのことしか考えない生活を送っていました。
高校時代のこの尋常でないほどの努力があったからこそ、高校2・3年でウインターカップ制覇、そして今の河村勇輝があるのでしょう。
若き日本代表へ
河村勇輝は、大学を中退しBリーグで猛烈的な活躍をしています。
そして、その活躍はBリーグのみに留まりません。現在は、日本代表でも活躍を見せています。
河村勇輝は、2022年のFIBAバスケアジアカップにて初めてのフル代表に選出されました。
日本代表戦でも、持ち前のスピードとセンスのあるパスを武器に活躍する姿が見られました。
FIBAアジアカップのプレー動画はこちら。
誰もが驚愕した高校時代の千葉ジェッツ戦
河村勇輝が一気に注目を浴びた試合があります。
それは、高校3年生の時の天皇杯での福岡第一高校と千葉ジェッツとの試合です。
当時の福岡第一は高校バスケ界では負け知らずの存在で、大学生にも勝利するくらいでした。
そして天皇杯で勝ち上がり、なんとB1の強豪である千葉ジェッツと対戦することになったのです。
試合前は、プロと高校生だから試合にならないだろうと多くの人が思っていました。(至って当然のことでしょう)
しかし、いざ試合が始まるとプロ相手に引けを取らない高校生の姿がそこにありました。
河村勇輝を中心とした福岡第一高校は、千葉ジェッツのディフェンスを面白いように崩し得点を重ねました。
その試合を見ていた誰もが河村勇輝のプレーに虜になっていたのです。
結果としては負けてしまいましたが、最後まで高校生でも戦えると思わせてくれた福岡第一には大きな拍手が送られました。
そんな伝説に残った試合のハイライトがこちら。
楽天とパートナーシップを結ぶ
2020年11月、河村勇輝は楽天株式会社とグローバルにおけるマネジメント契約を締結しました。
なお、大学のバスケットボール部在籍中の選手が、企業とマネジメント契約を締結するのは国内で初の事例です。
楽天は次のようにコメントしています。
本契約において楽天は、スポンサーシップの獲得などを通じた河村選手のブランディング活動およびアスリートとしてのキャリア構築の支援を行います。
出典:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/1127_01.html
ちなみに、楽天は次のスポーツチームのスポンサーとなっています。
- 東北楽天イーグルス(プロ野球)
- ヴィッセル神戸(Jリーグ)
- ゴールデンステート・ウォリアーズ(NBA)
- FCバルセロナ(ラ・リーグ)
みなさんが知っているチームですね。
河村勇輝という大学生が、この楽天と契約を交わすのは初めてのことです。
これからは、日本でも大学生がスポーツビジネスに関わる時代なのかもしれません。
この河村勇輝の実績をきっかけにどんどん広まって欲しいものです。
そして、日本のバスケやスポーツの価値を変えて欲しいものです。
まとめ
この記事では今後のバスケ界を変える存在となる河村勇輝について紹介しました。
現在は大学生でありますが、これからますます注目される存在となるでしょう。
みなさんも河村勇輝に注目していきましょう!
選手について深く知ることで、バスケがより面白くなります。
他にも選手紹介の記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。