【バスケ】3秒・5秒・8秒など時間超過に関するルールを解説します

  • 「3秒ルール」って何?
  • 「5秒ルール」って何?
  • 「8秒ルール」って何?

こんな疑問を持っている方は多いでしょう。

これらの時間超過による反則は、バスケ経験者でない人にとっては、分かりにくいルールです。

 

バスケ歴15年の私が、少し複雑なバスケのルールについて初心者でも分かるように解説していきます。

 

バスケの時間超過の反則に関するルールが理解できると、次回からのバスケ観戦がより面白くなると思いますよ!

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バスケの時間超過による反則

バスケを観戦中に、理由が分からず審判が笛を吹いて攻守が切り替わる場面に遭遇したことはありませんか?

バスケには、「スピード感を出すため」、「時間稼ぎ防止のため」などの理由により、いくつかの時間に関するルールが存在します。

いろいろな時間制限があるからバスケは面白いのだ!

バスケでは以下の時間超過に関するルールがあります。

  • 3秒ルール
  • 5秒ルール
  • 8秒ルール
  • 24秒ルール

これらのルールを順に解説していきます。

3秒ルール

3秒ルールと言えば、「食べ物が地面に落ちたとしても3秒以内なら大丈夫」のやつだね
それじゃないです(笑)
「ボールがコート外に出ても3秒以内にコート内に戻せばプレーが継続される」というルール?
それでもありません。いい加減にしてください(笑)

すみません、少しふざけてしまいました。ここからは真面目に説明します。

 

この「3秒ルール」はオフェンス時に取られる反則です。

 

オフェンス時にペイントエリアに3秒間留まると反則になります。

ペイントエリアとはゴール下からフリースローまでの長方形のエリア(上図の黄色の長方形)です。

ボールの保持に関わらず、3秒以上オフェンス選手がペイントエリアに留まると反則になります。

もちろんゲームクロックが動いている場合に適用されます。

 

細かなことを言えば、片足がペイントエリアに入った瞬間からカウントが始まります。

ゴール下で攻撃するプレイヤーの動きをよく見ていると、3秒間以上ペイントエリアに留まらないように、定期的にペイントエリアの外に出ているのが分かります。

 

とはいえ、審判は全てのオフェンスプレイヤーの時間を計測している訳でもありません。(他のプレーも見る必要があるため)

この判定には審判のタイミングもあり、運要素もあるルールとなります。

ただ、反則であることには変わりませんがね。

 

ちなみに、NBAではディフェンスの選手もペイントエリアに3秒間留まることは反則となります。

5秒ルール

オフェンスの選手はボールを保持してから、何かしらのアクションをしなければなりません。

 

ボールを保持したまま、5秒間何もしないと反則になり相手ボールへと変わります。

具体的に5秒ルールが適用される場面は以下の場面です。

  • スローインで
  • フリースローで
  • コート内で

スローイン

スローインでは5秒以内にコートにボールを入れなければなりません。

 

ディフェンスでプレッシャーをかけてコートにボールを入れさせずに、ボールの保有権が切り替わる場面を見たことありませんか?

それが、このルールにあたります。

フリースロー

フリースローでは、5秒以内に打たなければならないルールがあります。

フリースローで時間をかけすぎるのはルール上反則になるんだね。

 

ちなみにNBAでは、フリースローは5秒ルールではなく10秒ルールになります。

かなりの時間をかけてフリースローを試投するプレイヤーもいます。

 

2020-21シーズンのプレーオフではヤニス・アデトクンボのフリースローのルーティーンが長すぎることから、会場全体の敵チームのファンからフリースローのカウントがされるシーンも見られました(笑)

https://twitter.com/BleacherReport/status/1406422816602300416

コート内

コート内でも5秒以上アクションを起こさないと反則になる場合があります。

 

ただし、ディフェンスのプレッシャーを受けていなけらば、このルールは適用されません。

 

オフェンスがコート内でドリブルを止めてしまい、その後、ディフェンスのプレッシャーを受けパスの出しどころもなく、5秒間ボールを保持してしまうと反則になり相手ボールとなります。

それが、コート内での5秒ルールとなります。

8秒ルール

オフェンスでバックコートからボールを運ぶ際に、フロントコートまで8秒以内にボールを運ぶ必要があります。

8秒以上の時間をかけて運ぶことは反則となり、相手ボールへと変わります。

 

試合終盤、ディフェンスにプレッシャーをかけられ、なかなかボールをフロントコートまで運べずにバックコートで8秒が過ぎボールの保有権が変わるシーンを見たことはありませんか?

それが8秒ルールが適用された場面になります。

24秒ルール

バスケットボールでは試合時間をはかる時計と、シュートまでの時間をはかる時計(ショットクロック)の2種類の時計が試合中に動いています。

ショットクロックはリングの上についている場合が多いです。

 

オフェンスは24秒以内にシュートを打つ必要があります。

その判断はショットクロックをもとに判断されます。

 

24秒以内にシュートを打つことができなかった場合に反則となり、相手ボールと変わります。

 

ただし、シュートを打ちボールがリングに当たった場合は、ショットクロックは14秒にリセットされます。

ショットクロックが14秒以上の場面で、ボールがリングにあたった場合は時間が継続されます。

  1. ショットクロック残り5秒でボールがリングに当たる。
  2. ショットクロックは14秒となる。
  3. その後オフェンスチームがボールを保持している場合14秒以内にシュートを打つ必要がある。
  4. 攻守が切り替わる場合は、24秒にリセットされ24秒以内の攻撃が必要となる。

〇〇秒ルール【まとめ】

この記事では、バスケットボールを観戦していて少し分かりにくい「〇〇秒ルール」について解説しました。

いかがでしたでしょうか。

 

バスケ未経験者で初めてバスケを見た人にとっては、「なんで相手ボールになったのか?」分からないシーンが多いかもしれません。

このルールが分かれば、「なぜ今のプレーが反則なのか」、「なぜ相手ボールに変わったのか」が分かるようになるでしょう。

 

バスケは見ているだけでも面白いスポーツですが、細かなルールも分かるとより面白く感じるスポーツです。

他にもバスケの分かりにくいルールを解説した記事を書いていますので、ぜひ読んで見てください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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