こんにちはバンくんです。
今週もバスケについて語っていこうと思います。
今回は、「名古屋は台風の目となるのか?」という内容ですが、決して名古屋のことを下に見ているわけではありませんのでご承知ください。
ただ僕が、今シーズンの名古屋の試合をあまり見てこなかったことから、このように思っただけとなります。
正直、今シーズンは千葉や川崎が抜けているなと思ってBリーグを見ていました。だから、自分の頭の中にはこれら2チームがチャンピオンになるイメージが割とついていました。(順位的には琉球とアルバルクが上ですが…)
ただ、他にも強いチームはあります。琉球も強いですよね。勝率がめちゃくちゃ高いですし。アルバルクも強いです。もちろん名古屋も強いです。
どこチームも優勝の可能性はあると思います。なので、この記事は「名古屋の優勝の可能性」や「名古屋がなぜここまで強いのか」という方向性になるかと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
毎週このようにバスケに関する内容を記事にしています。先週の記事はこちらです。
こんにちは。バンくんです。 みなさんお元気でお過ごしでしょうか? Bリーグも終盤戦まで差し掛かってきました。 今週のバスケ情報について、僕が思ったことを綴っていきます。 今回書いた内容は2点です。最後まで読んでいただ[…]
名古屋は強い!チャンピオンシップの台風の目となるのか?
さて、始めていきましょう。
まず、僕がなぜ名古屋について語りたいと思ったかというと、2022年3月26日の川崎vs名古屋(川崎HOME)を現地観戦したことから始まります。
ちなみに、僕の観戦スタイルとしては、大体は川崎HOMEのとどろきアリーナで観戦しています。そして、たまに横浜や千葉、A東京のHOMEで観戦しています。
川崎は何度も見て、今年は特に強いなと感じています。一方、名古屋の試合を観戦することは今シーズン初です。
名古屋について今シーズンは、何度かバスケットLIVEで見たことがあり、「なんか強くね?」と思っていた程度でした。友達とBリーグの話をする時も、「今シーズンの名古屋強いよね」とか、何となくの印象で話していました。
ただ、その何となくが、今回の観戦で確信に変わったような気がします。今シーズンの名古屋は普通に強いです。
現在の順位を見てもチャンピオンシップ射程圏内(西地区3位)で、おそらくチャンピオンシップには出場してくると思います。そして、台風の目となる気もします。(そうなって欲しいと言う期待も強いです…)
名古屋の強さはどこに?
さて、ここからは観戦して思ったことついて書いていきます。
名古屋のスタメンは、齋藤拓実、コティー・クラーク、張本天傑、中東泰斗、スコット・エサトンの5人。ベンチから出場する選手としては、レイ・パークスジュニア、伊藤達也、須田侑太郎、オヴィ・ソコ、狩野祐介と、この10人でタイムシェアをしていました。
この観戦で感じた名古屋の凄さは結構いっぱいあります。3つ挙げるとすれば以下となるでしょう。
- ディフェンスの連携が良い
- スピードバスケをチーム全員で展開
- 迷わずスリーを放つ。みんな打てる。
ディフェンスの連携が良い
まずひとつ目。これは試合早々に思ったことです。名古屋のディフェンスが良いということ。
基本的にディフェンスのプレッシャーは強めで、カバーとローテーションも早く、川崎はなかなかうまく攻められていませんでした。激しいオールコートプレスも見られました。
川崎はビックマンが多い時間帯もあり、ミスマッチが発生することは多くありましたが、ダブルチームを徹底するなどして、攻撃力のある川崎オフェンスを面白いようにシャットアウトしていました。
また、川崎のガード(藤井祐眞、篠山竜青、マット・ジャニング)に対するディフェンスには何かルール付けがされていたような気がします。
オフェンスに対して正対するディフェンスではなく、極端なくらいに方向付けをする場面も多く見られました。方向付けのディフェンスをすることで、オフェンスは片方向にしかドリブルはできません。
ただ、ディフェンスにも簡単に抜かれるというリスクがあります。なので、基本的にヘルプ前提のディフェンスをする必要がありますし、それによるローテーションを素早く行う必要があります。
チームの連携が重要となる約束事になりますが、この試合の名古屋のディフェンスに乱れはありませんでした。チーム内の意思疎通がしっかりとれたディフェンスには美しさも感じるくらいでした。
そして、何よりも名古屋の選手からは強い覇気が感じられました。「ひとつひとつのディフェンスで絶対止めてやるという想い」、「とにかく足を動かして何としてもノーマークを作らせない姿勢」、「シュートを打たれるとしても少しでもプレッシャーをかけてやろうという想い」。
そんな気迫が会場で観戦していると感じられました。
バスケはディフェンスからと言われることもあります。ディフェンス力が高いチームが強いのは間違いありません。試合開始早々、この名古屋のディフェンスを見て、名古屋の魅力に気づき、名古屋を応援している自分がいました。
この日は、川崎ファンに囲まれながら、心の中では名古屋を応援していました。
スピードバスケをチーム全員で展開
次は2つ目。名古屋のスピードバスケについて。
名古屋は、ディフェンスリバウンドを取ったと後からオフェンスへの展開が速いなと思いました。名古屋にはスピード系のPGが2人います。齋藤拓実と伊藤達也です。
2人がボールを早く運びオフェンスを展開することで、名古屋のオフェンスが始まるのだと強く思いました。
そして、速攻時はみんなで走ります。みんながゴールに向かい走り出す姿からは、やはりバスケの面白さが感じられますね。個人的には、この攻守の切り替えの速さ、スピード感溢れるバスケこそがバスケの醍醐味だと思っています。
やはり、このスピードバスケを引っ張っているのが齋藤拓実と伊藤達也の2人のPGです。
彼らは本当に見ていて気持ちいくらいスピード感がありますよね。コート上を走り回ります。そして躍動感もあります。会場を沸かせるプレーも見せます。
この2人を中心としたスピードバスケに周りの外国籍選手もついてこれるだけの走力があります。そして、みんながみんな様々なポジションをこなし、川崎のディフェンスを突破していました。
この攻撃力の高さも名古屋がチャンピオンシップの台風の目になるのではないかを思った理由であります。
迷わずスリーを放つ。みんな打てる。
最後に3つ目。スリーポイントについて。これはオフェンス面で2つ目の内容と被るところもありますが、あえて書きます。
名古屋の選手はみんながスリーポイントを打つことができます。それが名古屋オフェンスを強くしている要因でもあります。
どの選手もノーマークであれば積極的にシュートを放ちます。見ていて気持ちが良いです。それゆえスリーポイント試投数が多いチームです。(ちなみに、川崎のスリーポイント試投数も多いです。)
レイ・パークスジュニア、コティー・クラーク、張本天傑といったインサイドで脅威な存在となるプレイヤーでも高確率でスリーポイントを決めることができます。
今回僕が観戦した試合でも、要所で彼らによるスリーポイントが見られました。
また、名古屋にはBリーグでもトップクラスのシューターである狩野祐介もいます。彼の存在はものすごく大きいです。
現時点で、彼のスリーポイントは50%近くの成功率でBリーグトップクラスのスタッツです。(ちなみに、この試合は2/7(28.6%)と調子が悪かったそう)
彼の特徴はとにかくクイックシューターであること。ボールを受けてからシュートまでが、ものすごく滑らかで速いです。ディフェンスもなかなかブロックするのは大変でしょう。ノーマークでなくても積極的にスリーを狙います。それで50%を超える成功率なのですから、とんでもないです。
ちなみに、僕が書いた狩野祐介の紹介記事がこちら。
狩野祐介についてもっと知りたい! そんな疑問に答えます。 ノーマークは禁物!Bリーグトップクラスのスリーポイントシューター狩野祐介。 今まで数々の実績を残してきたベテランプレイヤーです。[…]
このように名古屋にはスリーポイントが得意な選手が多く、爆発力のあるオフェンスがあるのです。バスケにおいて爆発力のあるオフェンスが観客を魅了します。
試合終盤に、10点差があったとしても、オフェンスが爆発するとその点差はみるみるうちに無くなります。そのポテンシャルがあるだけで、ファンも最後まで逆転を期待して、最後まで応援できるのです。
そして、実際に大逆転となると、大きく会場が湧きます。ファンもさらに増えるでしょう。こうやって魅力的なチームが出来上がるのだな〜とつくづくと思います。
そんな魅力的なチームが名古屋なのです。
僕は、今まで富山と川崎が好きで応援していましたが、この試合をきっかけに名古屋のファンにもなろうかと思ったくらいです。
ただ、課題もある
ここまで、名古屋の強さについて書いてきましたが、僕が観戦したこの試合では、名古屋の課題面も見られました。それについても少し触れたいと思います。
それは、勿体無いミスも多いということ。
例えば、5秒バイオレーションを取られてしまうこと、パスミスをしてしまうことなどが挙げられます。
流れが名古屋にあり、このまま突き放そうとした時に、こういったミスを犯してしまうことで、なかなか川崎を突き離せない場面も見られました。
また、ドリブルで切り込んでからのファンブルもよく見られました。そういった歯切れの悪いオフェンスでは、なかなかチームとしても波に乗ることはできません。
もちろんミスなく試合が進むことが最も良いことですが、なかなか完璧にはいかないのが試合です。
それでも、もう少し簡単なミスを減らして欲しいと期待しています。
やはり、チャンピオンシップで優勝するにはイージーなミスは禁物で、勝負時に得点を決め切る力が必要です。
今シーズンの残りの試合で更なる成長を遂げた名古屋をチャンピオンシップで見たいものです!
ここまで名古屋の強さと課題について書いてきました。いかがでしたでしょうか?
レギュラーシーズンも残すこと約1ヶ月です。残りのBリーグもを楽しんでいきましょう!
僕は、今シーズンの残り試合は、名古屋を応援していこうかと思います。チャンピオンシップ優勝というロマンを見せてくれるのではないかと思っています。
みなさんも、今シーズン最後までBリーグを一緒に楽しんでいきましょう!
今回はここまでとします!では、来週の記事もまたお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました!