今週もバスケに関する記事を書きました。
今回はBリーグ最終節について。最後まで白熱していたチャンピオンシップワイルドカード下位枠争いと東地区上位争いがついに決着しました。
このブログでは、このように毎週バスケに関する記事を書いています。
最終節前の状況については先週の記事で書いていますので、参考にしてみてください。
筆者 こんにちは。バンくんです。 今シーズンのBリーグも最終節(残り2試合)のみとなりました。最終節にも関わらず、熾烈なチャンピオンシップ出場権争いと順位争いが見られます。 今週末の最終節は今まで以上に注目の試合と[…]
最終節注目試合の結果は?
先週の記事にも書いていますが、最終節で注目していた試合は次の4カードです。
- 三河-川崎
- 渋谷-千葉
- 秋田-三遠
- 東京-宇都宮
これらの試合結果により、チャンピオンシップワイルドカード下位枠争いと東地区上位争いが決着しました。
早速結論です。
チャンピオンシップワイルドカード下位枠は「秋田ノーザンハピネッツ」、東地区上位4チームの最終順位は次のようになりました。
- 千葉ジェッツ
- 川崎ブレイブサンダース
- アルバルク東京
- 宇都宮ブレックス
最後までファンをワクワクさせ、白熱した試合を見せてくれた全てのチームに「ありがとう」と伝えたいです。お疲れ様でした。
Bリーグ最終節の感想
ここからは、僕が特に注目していたカードである「三河-川崎」と「渋谷-千葉」を見て思ったことと、チャンピオンシップ出場を決めた秋田について書いていきます。
三河 vs 川崎
まずは、「三河-川崎」の試合。結果的に川崎の2連勝でした。正直思ったことは、ただ「川崎強いな〜」ってことです。
GAME1は59-85、GAME2は76-91と共に川崎が完勝しました。
GAME1については、序盤から川崎の攻撃が爆発し、かつ強力なディフェンスで三河が思うように得点できず大きく点差が開きました。まさに、いつもの強い川崎を見ているようでした。
一方、GAME2は一進一退の攻防が最終クォーター途中まで続きました。前半を終えた時点では三河がリードしていましたが、後半にじわじわと川崎の反撃がありました。最後は少し差が開きましたが、三河が勝ってもおかしくない試合でした。
そして、三河の怒涛の攻撃は、見ていて興奮するものがありました。三河の勝利への執念は半端ないものでした。
それでも、大きく崩れなかったのが川崎でした。まさにこれが川崎の強さかもしれません。
三河に反撃されて流れが三河に傾きそうな場面で、藤井祐眞のスリーポイントやタフショットが決まるのです。本当に彼は今シーズン勝負強いです。彼が今シーズンの強い川崎を作っていると言っても過言ではありません。
そして、三河戦で強さを発揮したのが川崎のビックラインナップです。(ニック・ファジーカス、パブロ・アギラール、ジョーダン・ヒースの3人)
三河にも、ダバンテ・ガードナーやシェーファーアヴィ幸樹といったインサイドを得意とする選手はいますが、やはりこのビックラインナップの連携を止めるのは至難の業でした。
ファジーカスが外に出て、三河のビックマンを引き出すことで、空いたインサイドを攻めるというシーンがよく見られました。このビックラインナップは正直な話めちゃくちゃ強いです。
相手が三河でなくても苦労するのは間違いないでしょう。川崎の対戦相手としては、本気で止める作戦を考えるか、取られたら取り返すというゴリゴリの点の取り合いに持ち込むかの2択しかないでしょう。
チャンピオンシップでは、この川崎のビックラインナップに他のチームがどう対応するかが非常に楽しみです。
渋谷 vs 千葉
このカードも結果的に千葉が2連勝して、千葉の強さが見られた試合でした。
2試合とも最後までどちらが勝つか分からない試合展開でしたが、最後は勝ち切るのがさすが千葉だなと思いました。
とはいえ、渋谷の粘りも素晴らしいものでした。そもそも、この最終節は渋谷の大黒柱であるジェームズ・マカドゥが不在という状況でした。そんな中、渋谷の外国籍であるケビン・ジョーンズとジョシュ・ハレルソンの貢献度は計り知れないものでした。
そして、渋谷の特徴であるプレッシャーの強いディフェンスがこの試合でも発揮されていました。
今シーズンは怪我人の影響もあり、ベストメンバーで試合に臨むことが難しかった渋谷ですが、最後までワイルドカード争いができたのもこのディフェンス力があったからでしょう。
このディフェンスにはどこのチームも苦戦します。今節でも、王者千葉がものすごく苦戦していました。渋谷には若い選手も多いので来シーズン以降の成長を大きく期待したいものです。
一方、安定勝利を収めた千葉ジェッツについてですが、まず話たいのが大倉颯太について。
シーズン途中からの加入にも関わらず、既に千葉の主力の座を掴んだ大倉颯太はこの最終節でも躍動しました。
ベテラン選手なのか?と思うほどの落ち着きと精度の高いプレーが見られました。
1点を争う終盤の緊迫した状況にも関わらず、効果的なオフェンスの選択ができる上、渋谷の強力なディフェンスにもミスをしない安定感がありました。
チャンピオンシップに向けて千葉は大きな戦力を得たと言ってもいいでしょう。
そして、次に話たいのが、富樫勇樹です。ディフェンス面では身長のミスマッチをつかれますが、オフェンス面では絶対的エースです。
この最終節のスリーポイントの精度はイマイチでしたが、GAME2のクラッチタイムで見せた勝利を引き寄せるスリーポイントには鳥肌が立ちました。
調子が悪くても、最後は決める姿はまさにエースでした。富樫勇樹のここぞという勝負強さは異常です。人間ではありません。
ここまで、千葉の大倉颯太と富樫勇樹を中心に話してきましたが、他にも重要な選手は多くいます。ていうか、千葉は誰が出ても戦力が落ちない強さがあります。
みんながトップレベルのバスケを体現しています。この選手層の厚さはチャンピオンシップでも大きく強さを発揮するでしょう。
昨シーズン優勝をした千葉ですが、今シーズンはどこまで勝ち上がるでしょうか。非常に楽しみです!
秋田がチャンピオンシップへ!
最終節を前に、チャンピオンシップワイルドカード下位枠で自力出場があったのは三河のみでした。
ですが、結果的には秋田が出場しました。秋田の出場条件は、2勝して、三河と渋谷が共に2敗することでした。
少し難しそうな条件下でしたが、幸いにも三河と渋谷の相手は東地区上位争いをしている千葉と川崎でした。それもあり運良く(?)チャンピオンシップに滑り込みしたのです。
地方クラブとして資金面などで恵まれない環境がありますが、地方クラブでも強いチームを体現してくれているのが秋田です。
B2に降格した時もありましたが、1シーズンでB1復帰をしました。
今後Bリーグがより発展するには、地方クラブの存在は必要不可欠です。そして、もっと地方クラブが勝てるようなリーグである必要もあります。
今シーズンのチャンピオンシップは、いわゆる地方クラブは秋田と島根の2チームでしょうか?(人によっては、琉球や名古屋、宇都宮も地方クラブとみなす方もいるかもしれませんが、一旦そこは置いておきます。)
地方出身の僕からしても、どうしてか秋田と島根に頑張って欲しいと思うのです。チャンピオンシップの台風の目となって欲しいと思うのです。
なんででしょうね(笑)
地方クラブでも十分に勝てるということをこのチャンピオンシップで見てみたいものです。
チャンピオンシップが始まります
Bリーグ最終節が終わり、すぐにチャンピオンシップが始まります。チャンピオンシップの日程は次の通りです。
- クォーターファイナル:5/13〜16
- セミファイナル:5/21〜23
- ファイナル:5/28, 29, 31
そして、出場チームとトーナメントがこちら。
出典:Bリーグ公式HP
みなさんはどこのチームを応援しますか?いつも応援しているチームが出場していなくても、どこかを応援するとよりバスケ観戦が面白くなりますよ。
ちなみに、今回のチャンピオンシップはセミファイナルまでは、対戦カード間で勝率の高いチームのホームコートで試合を行いますが、ファイナルは東京体育館です。東京体育館はウインターカップが行われている会場で、野球でいう甲子園のような場所です。
そんな大きな体育館で、おそらく満員の観客を動員して行われます。コロナ禍でスポーツ観戦の本当の面白さが失われていたと僕は思っています。
ただ、このBリーグファイナルではスポーツ観戦の本当の面白さが取り戻されるのではないかと思っています。とは言え、まだ声出しはNGだと思うので、まだまだ制限はあるのは現実ですが…
僕はファイナルには足を運ぼうと思っています。みなさんも都合がつけば、ファイナルが行われる東京体育館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
大歓声の下で、会場のみんながたったひとつのバスケットボールを追い、一つひとつのプレーに一喜一憂する雰囲気こそがスポーツ観戦の醍醐味です。間違えなく非日常で興奮する時間を味わえるでしょう!
今回の記事はここまでとします。
この記事では、白熱したBリーグ最終節について記載しました。いかがでしたでしょうか?
このように、このブログではバスケに関する情報や、そこから感じたことを毎週シェアしております。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
では、また来週お楽しみに!