富山グラウジーズと大阪エヴェッサの試合を振り返る

みなさん、こんにちは。

この記事では、2月13・14日に行われた富山グラウジーズvs大阪エヴェッサの試合を振り返っていきます。この節は、CS出場を狙う両チームにとってかなり重要な試合でした。

結果としては、大阪がCSに一歩近き、富山は少し後退してしまう状況になったかもしれません。

この節の試合内容と感想、今後のCS争いの展望までを書きましたので是非読んでみてください。

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試合結果

早速ですが、この2試合の結果を振り返っていきましょう。

  富山 大阪
GAME1 101 113
GAME2 83 88

私もこの試合は見ていました。

この2試合は互いにチームの良さを発揮できていたと思います。富山も決して悪い内容ではありませんでした。どちらかと言えば、大阪が良かったのかなと思いました。

この2試合を見て感じたのですが、大阪かなり強いですね。富山にとっては2試合とも完敗だったと思います。友人とこの2試合について話していましたが、「大阪本当にいいチーム!完敗!」という結論になりました。

スタッツを見て振り返る

次に、GAME1・GAME2をそれぞれスタッツを見て振り返っていきます。

GAME1

\富山vs大阪GAME1のスタッツはこちら/

Bリーグで稀に見るハイスコアの試合でした。ここまで点の取り合いになると見ていて面白いですよね。この試合で際立ったスタッツをまとめました。

<富山グラウジーズ>

チーム得点 101点
ターンオーバー 8回
マブンガ(得点) 23点
スミス(得点) 25点
ソロモン(得点) 18点
上記3選手の得点合計 66点

<大阪エヴェッサ>

チーム得点 113点
ターンオーバー 7回
DJニュービル(得点) 19点
橋本拓哉(得点) 34点
アイラブラウン(得点) 25点
上記3選手の得点合計 78点

両チームのターンオーバー(TO)は合計で15と、かなり少なくシュートも決めきる場面が多い試合でした。今シーズンの平均TOが富山は12.9、大阪が13.0であることを考えると、この試合のTOの少なさは一目瞭然です。

それゆえ、これほどのハイスコアな試合となったのでしょう。

富山の得点源はいつも通りで、とるべき選手がしっかり得点を取っていました。しかし、富山以上にオフェンスが良かったのが大阪でした。上記の大阪3選手については得点以外にも、DJニュービルがアシスト10本、橋本拓哉がアシスト6本、アイラブラウンはFG%が66.7%と素晴らしいスタッツを記録しています。

なお、橋本選手の34得点はキャリアハイの得点です。日本人でここまで得点をとるのは金丸選手と富樫選手くらいなんじゃないかと思う次第です…

GAME2

\富山vs大阪GAME2のスタッツはこちら/

GAME2はGAME1ほどのハイスコアな試合とはなりませんでしたが、両チームとも自分たちの強みを発揮した試合だったと思います。両チームのスコアラーはGAME1と変わりはありませんでした。試合展開もGAME1とほとんど変わりませんでした。

ただ、強いて挙げるとしたら、変わった点は以下の2点です。

  1. 大阪の正センターのハレルソンの出場時間が延びた(8分→23分)
  2. DJニュービルの安定感と得点力がさらに増した

ハレルソン選手はGAME1では早々と退場して、約8分しか出場していませんでした。しかし、GAME2では約23分の出場です。これにより、スミス選手がGAME1ほど得点を挙げることができませんでた。(25点→11点)

そして、GAME2でもニュービル選手は脅威な存在となりました。30得点、6アシスト、9リバウンド、3FG%は50%(4/8)、2FG%は71.4%(5/7)、FT%は88.9%(8/9)と驚愕のスタッツです。

Bリーグに来て1年目のDJニュービルがこの試合を完全に支配していました。完敗です。

今後のCS争いの展望

(※どこのチームがCSに出場するかの予想はしません。富山と大阪はどれくらいの位置にいるのかをイメージしていただく内容になっています。)

現在(2/16時点)の東地区と西地区の順位は以下のようになっています。出典:https://sports.yahoo.co.jp/)

<東地区>

<西地区>

また、CSに出場できるのは以下の条件を満たす8チームです。

  • 各地区上位3チーム(計6チーム)
  • 上記6チーム以外で勝率が最も高い2チーム(ワイルドカード)

東地区・西地区ともに上位3チームの入れ替わりはこれからさらに激しさを増すでしょう。現在の順位と勝率を考慮すると5チームでワイルドカードの2枠を争うことになりそうです。(現在の順位であれば、SR渋谷・富山・A東京・秋田・大阪の5チーム)

ここからは、富山と大阪の今後の試合を見ていきます。この2チームは今後、対照的な試合日程が組まれています。富山にとっては少し厳しい期間が続きます。

今シーズン残りのレギュラーシーズンの試合数は両チームとも23試合。そのうち上位チームとの対戦は、富山が13試合、大阪が8試合です。(※上位チームとは、東地区:宇都宮・千葉・川崎・SR渋谷・富山・A東京・秋田、西地区:琉球・三河・名古屋・大阪の11チームを指します。)

何を言いたいかというと、現在の勝率であれば富山は大阪よりも3ゲームリードしている状態です。しかし、今後の試合日程を見ると、この3ゲームというのは無いに等しいです。もしくは富山の方が不利な状況とも取れます。

これから、CS出場に向けて1勝でも多くしたい状況ですが、富山は予定されている今後の試合の半分以上が上位チームとの試合というかなり過酷な日程が組まれています。CSに出場するには勝ち続けるしかありません。もう一段階進化した富山を期待しましょう!

まとめ

この記事では、2月13・14日に行われた富山グラウジーズと大阪エヴェッサの試合を振り返ってきました。

CS出場を目指す両チームにとって、この2戦は重要な試合でした。富山にとっては痛すぎる2敗、大阪にとっては大きな2勝となりました。

そして、なんと言ってもこの節のヒーローはDJニュービル選手でしょう。今シーズンからBリーグに加入した選手であまり情報のない選手でしたが、本当に恐ろしい選手です。今後、この選手にもっと注目していこうと思います。個人的には、大阪がCSに出場してニュービル選手を中心とした大阪が台風の目となるのを見てみたい感はあります。

そして、富山にとってはこれからが本当の勝負です。上位チームとの戦いが続きますが、1試合1試合集中して勝ち星を増やしていくしかありません。ファイト!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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