- 基本プロフィール
- どう成長したのか?
- 日本代表の経験
- プレイスタイルについて
最後まで読むことで、マーフィをよく知ることができます。
選手についてよく知ると、バスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。
プロフィール
<プロフィール>
日本の名前 | 榎本新作 |
アメリカの名前 | ISAIAH MURPHY |
生年月日 | 1998年4月10日 |
出身地 | 沖縄県 |
高校 | シエネガ高校(アリゾナ州) |
大学 | ピマ・コミュニティ・カレッジ イースタンニューメキシコ大学 |
身長 | 196cm |
体重 | 88kg |
ポジション | PG/SG |
<プロキャリア>
2020-現在 | 広島ドラゴンフライズ |
アイザイア・マーフィーとは?
マーフィは沖縄県でアメリカ人の父と日本人の母の元に生まれました。
日本出身であることから日本の名前もあります。それは「榎本新作」です。
3歳でアメリカのアンカレッジ(アラスカ州)に引っ越しをしました。
その後は青森県三沢市で6年間過ごしたこともありますが、基本的にアメリカで生活を送っていました。
高校2年生の時には三沢市からアリゾナ州のシエネガ高校に転校します。
高校卒業後は短大のピマ・コミュニティ・カレッジに進学しました。
この大学で2年間過ごした後、イースタン・ニューメキシコ大学に編入します。
この大学は、NCAAのディビジョン2(D2)に所属する大学です。
この大学編入前にBリーグからの誘いはあったようですが、もっとアメリカでの経験を積みたいとの本人の意思で編入したようです。
イースタン・ニューメキシコ大学時代のマーフィーのプレイ動画です。(灰色ユニフォームの#5)
バスケ人生を変えた日本代表
マーフィーは、生活拠点を転々としておりかつアメリカ生活が中心であったことから、マーフィーのことを知るバスケ関係者はあまりいませんでした。
マーフィー自身もバスケに対する気持ちが冷める時期もあったそうです。
しかし、ある時、日本のバスケ協会がマーフィーの存在を知るとすぐに代表合宿に呼びました。
それは大学1年生の時でした。
そのままU-19の日本代表入りを果たし、同世代の八村塁とU-19ワールドカップに出場した経験があります。
この時は190cm超えのPGとしてU-19日本代表を引っ張る姿が見られました。
「この時にアンダー世代で世界と対戦したことはかなりの経験になった」と本人も話しています。
これをきっかけにBリーグのチームから声もかかるようになり、大学卒業後にB1の広島ドラゴンフライズでプレーすることになったのです。
U-19ワールドカップでのハイライト動画はこちら。
Bリーグでの活躍
2020-21シーズンからB1広島ドラゴンフライズに所属しています。
マーフィーがBリーグで残したスタッツがこちら。
※右にスクロールできます。
シーズン | GS/G | MP | PTS | 3P% | FG% | TRB | AST | STL |
2020-21 | 44/55 | 24.0分 | 9.5点 | 31.0% | 39.5% | 2.6回 | 2.1回 | 1.0回 |
出典:Basketballnavi.DB
プロ1年目のスタッツは、55試合中44試合でスタメン出場し、平均得点は9.5点、3P%は31.0%、FG%は39.5%を記録しています。
シュート確率は高い方ではありませんが、1年目から1試合あたり9.5得点は十分にBリーグでも通用する攻撃力を持っていることを示しています。
2年目以降の成長にも期待したいところですね。
特徴・性格
マーフィーの特徴・性格は次の3つです。
- 日本人に数少ないビックガード
- ペネトレイト力
- ハングリー精神の持ち主
日本人に数少ないビックガード
マーフィーの特徴はなんといっても「ビックガード」でしょう。
近年のバスケ界ではビックガード化(身長の高い選手がガードをすること)が進んでいます。
純粋に身長が大きい選手ほど有利なことが多く、身長が大きくスリーポイントシュートを得意とする選手が増えていることによるものです。
日本人は海外に比べ体格が劣ると言われており、世界基準のビックガードの存在は日本バスケにとってもかなり貴重な存在です。
194cmながらも、PGをこなせるマーフィーは今後の日本バスケを背負う選手となることはほぼ確実でしょう。
日本人Bリーガーで190cmを超えたガードがどれだけいるかを想像してみると、マーフィーの貴重さとすごさが分かると思います。
ペネトレイト力
マーフィーは得点能力が高い選手です。
それは、高身長ながらもペネトレイト力が高いからです。
ここでいう「ペネトレイト力」とはドライブで切り込む力と捉えてください。
なかなか、高身長でドライブで切り込む力がある選手はいません。
ただ、マーフィーにはそれが可能です。
そして、ドリブルで相手を抜き去った後も身長が高いことから大きい選手にブロックされる確率も低くなります。
だから、マーフィーのように高身長でペネトレイト力のある選手は脅威な存在となります。
強靭なメンタルとハングリー精神
マーフィーはドライブで相手を抜き去った後には、ゴール下付近にどんなに大きな選手がいてもシュートに行くスタンスです。
身長が高いからできることでもありますが、もちろんマーフィー以上に身長が大きく、シュートの邪魔をしてくる選手はゴロゴロいます。
それでもどんなに高い壁が立ちはだかったとしても、恐れずにシュートに持っていきます。
これは、ブロックされたとしても挫けない強靭なメンタルと、とにかくやり続けるハングリー精神があるからできることだと思います。
まとめ
この記事では、注目の若手Bリーガーのアイザイア・マーフィー(榎本新作)について紹介しました。
今後の日本バスケ界を背負う選手になることが予想されます。
来シーズン以降の活躍も期待して、みんなで応援していきましょう!
選手について深く知ることで、バスケがより面白くなります。
他にも選手紹介の記事を書いていますので、ぜひ読んで見てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。