3年連続得点王!進化を続ける三河のダバンテ・ガードナーは何がすごいのか?

  • ダバンテ・ガードナーについてもっと知りたい!

そんな疑問に答えます。

3年連続でB1の得点王に輝いたダバンテ・ガードナー。

力強さに加え、しなやかなシュートを持ち合わせた選手です。

これからもBリーグを引っ張る選手であることは間違えないでしょう。

筆者
バスケ歴の長い私が、そんなダバンテ・ガードナーのすごさを紹介します!

 

この記事を読むことでダバンテ・ガードナーの大学・海外・Bリーグでの活躍や特徴、プレースタイルについて知ることができます。

選手についてよく知ると、バスケはより面白くなります。ぜひ最後まで読んでみてください。

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プロフィール

<プロフィール>

NAME Davante Gardner
生年月日 1991年9月2日
出身地 アメリカ合衆国
高校 King’s Fork High School
大学 マーケット大学
身長 203cm
体重 132kg
ポジション PF

<プロキャリア>

2014-15 Hyères-Toulon Var Basket(フランス)
2015-16 西宮ストークス
2016-19 新潟アルビレックスBB
2019-現在 シーホース三河

Bリーグまでの歩み

高校時代

ダバンテ・ガードナー(以後ガードナー)の両親は共にバスケットボールをやっており、ガードナーはそのスポーツ一家に生まれました。

高校は、アメリカ、バージニア州サフォークにあるキングスフォーク高校に進学します。

実は、高校までは、ポイントガードとしてのプレーが中心の選手でした。

大学時代

大学は、ウィスコンシン州ミルウォーキーにあるマーケット大学に進学します。

大学では、もともと体格に恵まれていたガードナーはセンターとしてプレーするようになります。

また、大学時代は、現在もNBAで活躍をするジミー・バトラーやジェイ・クラウダーとも共にプレーした経験もあります。

 

ガードナーが大学時代に残したスタッツがこちら。

※右にスクロールできます。

シーズン GS/G MP PTS 3P% FG% TRB BLK AST STL
2010-11 0/33 9.0分 4.6点 57.6% 2.2回 0.2回 0.3回 0.1回
2011-12 12/27 19.1分 9.5点 0% 56.1% 5.2回 0.2回 0.7回 0.8回
2012-13 0/35 21.4分 11.5点 20.0% 58.5% 4.8回 0.6回 0.9回 0.7回
2013-14 8/32 26.6分 14.9点 12.5% 52.8% 5.7回 0.5回 1.3回 0.3回

出典:Sports Reference

 

ガードナーは1年生の時からマーケット大学の戦力として活躍をしていました。

そして、学年を重ねるごとに平均出場時間(MP)や平均得点(PTS)を伸ばしていることが分かります。

大学時代には、インサドプレイヤーとして着実に成長を見せたガードナーだったのです。

海外でのプロ生活

ガードナーは大学卒業後、シカゴ・ブルズの一員としてサマーリーグに参加するも、NBA入りは果たせていません。

まずは、フランスのチームであるHyères-Toulon Var Basketと契約を結び、プロバスケ生活をスタートさせています。

 

ガードナーがフランスリーグで残したスタッツがこちら。

※右にスクロールできます。

シーズン MP PTS 3P% FG% TRB BLK AST STL
2014-15 28.0分 16.2点 40.5% 61.9% 7.1回 0.5回 1.9回 1.0回

出典:PROBALLERS BASKETBALL STATS

 

オフェンス面では、平均得点(PTS)、スリーポイント確率(3P%)は素晴らしいスタッツを残しています。

大学時代からプロ1年目にかけて、スリーポイント精度を大幅に向上させていることが分かりますね。

インサイド攻撃だけでなく、アウトサイド攻撃にも磨きをかけたプロ1年目だったのです。

Bリーグでの活躍

ガードナーは、24歳(2015-16シーズン)の時に来日し、西宮ストークスと契約を交わします。(当時はNBL時代)

翌年の2016-17シーズンからBリーグが発足していますが、そのタイミングで新潟に移籍をしています。

新潟では3シーズンプレーし、2019-20シーズンから三河に移籍をします。

 

ガードナーはこれまでBリーグで数々のタイトルを獲得してきました。

これまでに獲得したタイトルがこちら。

<ガードナーが獲得したタイトル>

シーズン 獲得タイトル
2017-18 得点王(平均28.7得点)
2018-19 得点王(平均27.6得点)
レギュラーシーズンベストファイブ
2019-20 得点王(平均23.4得点)

なんと、3シーズン連続で、シーズン得点王を受賞しています。

とんでもない選手です。まさに点取屋の選手なのです。

 

ガードナーがBリーグで残したスタッツがこちら。

※右にスクロールできます。

シーズン GS/G MP PTS 3P% FG% TRB BLK AST STL
2016-17(新潟) 51/54 26.7分 21.9点 30.3% 55.3% 8.8回 0.5回 1.7回 0.8回
2017-18(新潟) 59/59 30.0分 28.7点 29.5% 57.1% 9.9回 0.6回 2.5回 0.8回
2018-19(新潟) 60/60 36.0分 27.6点 22.8% 57.6% 10.9回 0.4回 3.8回 0.6回
2019-20(三河) 39/40 33.1分 23.4点 28.2% 56.0% 9.9回 0.6回 4.8回 0.7回
2020-21(三河) 49/54 30.5分 19.9点 30.7% 55.7% 7.6回 0.4回 5.0回 0.9回
2021-22(三河) 45/53 29.8分 17.2点 34.9% 54.4% 7.3回 0.5回 4.2回 0.9回

出典:Basketballnavi.DB

 

どのスタッツを見ても、素晴らしいスタッツばかりです。

得点王に輝いたシーズンの得点はとんでもない数字を残しています。

 

シーズンを重ねるごとに平均得点(PTS)は減少傾向ですが、一方で平均アシスト数(AST)は増加しています。

自分で得点を取りつつも、積極的に周りを活かすプレーが増えています。

2020-21シーズンの平均アシスト数は5.0本を記録しており、センタープレイヤーとは思えない数字を残しています。

得点もでき、アシストもできるので、ディフェンスにとっては本当に抑えにくいプレイヤーなのです。

 

ガードナーのBリーグでのプレー動画がこちら。

特徴・性格

ガードナーの特徴は次の2つです。

  • 圧倒的に攻撃力が高い
  • ガードポジションもこなせる

圧倒的に攻撃力が高い

ガードナーは、圧倒的に攻撃力が高い(得点能力に長けている)選手です。

身長203cm、体重132kgの大きい体を生かして、ゴリゴリにインサイドを攻めるプレーだけではありません。

巧みなステップ(ユーロステップ等)により、ディフェンスを交わしシュートまで行くこともできます。

 

さらに、これだけ体が大きいにもかかわらず、速攻にも積極的に参加する選手です。

速攻時のトップスピードに乗ったガードナーは、もはや止めることはできません。

さらには、きれいなシュートフォームでアウトサイドシュートを決めることもあります。

筆者
つまり、ガードナーは体が大きいことに加え、どこからでもあらゆる手段を使って得点する点取屋なのです。

ガードポジションもこなせる

ガードナーはセンターポジションをこなすことが多いですが、ガードポジションをこなすこともあります。

しかも、割と器用にドリブルやパスをする選手です。

ガードナーは、高校まではポイントガードもこなしていた選手であることから、ガードのポテンシャルはしっかりあるのでしょう。

 

近年は、徐々にアシスト数も増えてきており、ガードとしてのスキルがどんどん向上しているのが感じられます。

圧倒的な得点力に加え、周りを活かす力まで向上すると、とうとうBリーグではなかなか止められない選手と化けてしまうでしょう。

筆者
次回ガードナーを見る際は、ボールを扱う器用さにも注目してみてください!

まとめ

この記事ではBリーグで得点を量産するダバンテ・ガードナーについて紹介しました。

様々なパターンで得点ができ、近年はアシスト力も向上しています。

年々プレースタイルが変わっているのも見ていてとても面白いです。

これからも期待して応援していきましょう!

 

選手について深く知ることで、バスケがより面白くなります。

他にも選手紹介の記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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