#9 意地と意地のぶつかり合い!Bリーグクォーターファイナルについて

筆者
こんにちは。バンくんです。

今週もバスケに関する記事を書きました。

Bリーグ2021-22シーズンはクライマックスです。今回は、Bリーグクォーターファイナルについて書いていきます。

 

このブログでは、このように毎週バスケに関する記事を書いています。先週の記事はこちらです。ぜひ読んでみてください。

関連記事

筆者 こんにちは。バンくんです。 今週もバスケに関する記事を書きました。 今回はBリーグ最終節について。最後まで白熱していたチャンピオンシップワイルドカード下位枠争いと東地区上位争いがついに決着しました。 &[…]

PR

Bリーグクォーターファイナル

みなさん、Bリーグクォーターファイナルは見ましたか?どの試合もものすごい試合でしたね。

クォーターファイナルの試合はこちらの4カード。

クォーターファイナル

HOME AWAY
琉球ゴールデンキングス 秋田ノーザンハピネッツ
島根スサノオマジック アルバルク東京
千葉ジェッツ 宇都宮ブレックス
川崎ブレイブサンダース 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

クォーターファイナルの結果によって、セミファイナルの試合が決まりました。

セミファイナル

HOME AWAY
琉球ゴールデンキングス 島根スサノオマジック
川崎ブレイブサンダース 宇都宮ブレックス

ここからは、クォーターファイナルの結果を踏まえて各カードで感じたことを書いていきます。

※川崎vs名古屋は現地観戦に行ったのでボリューム多めです。

琉球 vs 秋田

このカードの結果はこちら。

GAME 琉球 秋田
GAME1 74 60
GAME2 77 56

 

このカードは、レギュラーシーズンで圧倒的な勝率の高さを誇った琉球の強さが出たと言ってもいいでしょうか。チーム全員が活躍し、うまくタイムシェアをしながら戦っていました。

 

秋田にとってはBリーグで初めてのチャンピオンシップでしたが、厚すぎる琉球の壁を破ることはできませんでした。

琉球はホームアリーナのファンの後押しもあり、今シーズンは盤石な状態で戦っています。この最強の琉球神話はどこまで続くのでしょうか?

あっさり優勝してしまうのか?セミファイナル以降も楽しみです。

島根 vs 東京

このカードの結果はこちら。

GAME 島根 東京
GAME1 80 63
GAME2 57 91
GAME3 80 62

 

このカードはクォーターファイナルで唯一、GAME3までもつれたカードです。

島根としては、初めてのチャンピオンシップです。そして、なんとホーム開催でした。

僕は地方(富山)出身なので分かるのですが、地方クラブがチャンピオンシップに出場するだけで県全体が盛り上がり、その結果に注目をします。

きっと今回の島根スサノオマジックに島根県も大いに盛り上がっていたでしょう。ホームはほぼ満員状態でした。

 

GAME1は島根のレギュラーシーズンからの強さがそのまま見られた試合となりました。

そのままGAME2も島根が勝利するとも思いましたが、東京の意地もあり、このカードは1勝1敗となりGAME3での決着となりました。

 

GAME3については、3クォーター途中までは大きな点差が離れることのない緊迫した試合展開が続きました。

しかし、3クォーター途中でリード・トラビスの3連続スリーポイントなどで島根は一気に点差を広げます。まさに、突然訪れたゲリラ豪雨のような攻撃でした。その流れのまま島根が勝利をしました。

 

島根の外国籍選手と帰化選手は全員が攻撃力抜群で本当に個性的なメンバーです。この外国籍と帰化選手の強さはBリーグでもトップクラスでしょう。

さらに、安藤誓哉や金丸晃輔、白濱僚祐と優秀な日本人選手もいます。オフェンス力が非常に高い島根が琉球をどこまで苦しめることができるのか。非常に楽しみです。

千葉 vs 宇都宮

このカードの結果はこちら。

GAME 千葉 宇都宮
GAME1 70 81
GAME3 70 77

 

こちらの試合の結果ですが、みなさん予想できたでしょうか?宇都宮が強いのは承知ですが、千葉がホームで2連敗するのも想像し難い結果です。

宇都宮は昨シーズンのBリーグファイナルで千葉に敗れ優勝の逃しています。比江島慎は、「昨シーズンの悔しさを晴らすためにここまでやってきた」と優勝に対して強い思いがあったと聞きます。

 

そんな中、宇都宮らしいディフェンスを中心とする安定した試合運びだったのではないでしょうか。

そして、この試合には千葉HOMEでありながらも黄色いユニフォームを着た宇都宮ファンが多く来場したと聞きます。宇都宮ファンの思いは少なからずとも選手には届いていたでしょう。

 

一方、敗れた千葉ですが、今シーズンも間違えなく強いチームでした。どの選手がコートに立っても戦力ダウンしない布陣を築いていました。

シーズン途中からは、今年大学を卒業したばかりの大倉颯太も加わりました。彼はすでに千葉を引っ張る存在です。エース富樫勇樹もBリーグで唯一無二の存在です。それでも2連敗で敗退となりました。

短期決戦の難しさがあったのかもしれません。2回敗れたら終わりというのはなかなか残酷なことだと改めて思いました。

 

3勝先勝形式(もしくは4勝先勝形式)がいいのでは?と思ってしまうのは僕だけでしょうか?

これは決して、地区優勝のチームがあっさり負けるのは可哀想という理由ではなく、こんなハイレベルの試合をもっと多く見たいという思いからです。

実際に、千葉と宇都宮はそれぞれ地区1位と4位でしたが、勝率的にはほとんど差は無く、実力差は無いチーム同士でした。

みなさんはどう思いますでしょうか?

川崎 vs 名古屋

このカードの結果はこちら。

GAME 川崎 名古屋
GAME1 97 71
GAME2 85 70

 

このカードのGAME2は実際に僕が現地観戦して感じたことも踏まえて書いていきます。

まず、名古屋は怪我選手が多く、非常に苦しんだゲームでした。それでも、いるメンバーだけでもなんとかやってやるという気持ちが感じられた試合でした。

 

GAME1では、名古屋の外国籍はスコット・エサトンのみです。これは、ビックラインナップ(ニック・ファジーカス、パブロ・アギラール、ジョーダン・ヒース)を構える川崎に対して非常に厳しい状態です。

案の定、川崎は思い通りのプレーで畳み掛けます。さらに、藤井祐眞も非常に好調でした。この試合のスリーポイントは5/7と71.4%を記録しました。

 

一方、名古屋はエサトンの奮闘や狩野祐介のスリーポイントがありましたが、チーム全体としてスリーポイントが決まりませんでした。

さらに、途中でエサトンが負傷する事態となりました。結果として盤石な試合運びをした川崎がGAME1を取りました。

 

続いて、GAME2についてです。この試合を僕はとどろきアリーナで観戦してきました。

名古屋はGAME1で途中退場したエサトンを欠き、外国籍選手がいない状態でスタートです。GAME1同様、川崎のワンウェイゲームになるかと思われましたが、そうともなりませんでした。

 

名古屋のスタメンは、レイ・パークスジュニア、齋藤拓実、菊池真人、張本天傑、中東泰斗、川崎のスタメンは、藤井祐眞、ファジーカス、熊谷尚也、アギラール、ヒースのラインナップでした。

川崎が高さで優位な状況であることは明らかでしょう。

そんなインサイドで劣勢な名古屋ですが、張本と菊池の体を張った意地のボックスアウトが試合を通して見られました。

さらに、チーム全体で常にダブルチームを仕掛けられる意識付けと素早いローテンションで川崎オフェンスを抑えていました。

 

オフェンス面は、全員がスリーポイントを打つことができるのが今年の名古屋の特徴です。そんな5人のファイブアウトのオフェンスに加え、齋藤拓実や伊藤達也がドライブでディフェンスを掻き回します。

常に、人とボールが動く機動力バスケには川崎のビックマンも戸惑っている様子がありました。

名古屋のスモールラインナップの機動力バスケに対して、川崎は高さを下げ機動力のある選手を使わずにはいられませんでした。

川崎の高さが下がると、少しは名古屋も守りやすくなるのは事実です。そんなゲーム展開を作ることができていたと感じました。

 

そして、GAME2の名古屋は面白いようにボールが周り、面白いようにスリーポイントが決まっていました。見ていて本当に面白く魅力的なオフェンスを演じていました。

名古屋はこの試合通して、41.2%(14/34)のスリーポイント成功率を記録しています。素晴らしい数字です。

それでも、川崎の壁は少し厚かったかもしれません。要所要所でマット・ジャニングや篠山竜青のスリーポイントが決まり、チームとして大きく崩れることがありませんでした。

最終的には、85-70と15点差がつきましたが、4クォーターの途中までは一桁点差の時もあるほど、本当に終盤まで分からない試合をしていました。

 

僕は、今シーズン途中から名古屋のスピードバスケに惚れて、それ以来は名古屋を応援していました。チャンピオンシップでは台風の目になるんじゃないかと本気で思っていました。

結果的には、外国籍選手の怪我が重なり本来の強さを発揮できず敗退しました。

思い通りのバスケはできませんでしたが、日本人とアジア枠の選手だけでも川崎を苦しめる戦いをしていたのは事実です。

名古屋のスピードバスケと勝利への執念に感動し、また僕は名古屋というチームが好きになりました。

来シーズンのメンバーはどうなるか分かりませんが、来シーズンもファンとして応援していこうと思います。

 

 

 

今回の記事はここまでとします。

この記事では、Bリーグ2021-22シーズンチャンピオンシップクォーターファイナルの各試合の総評を個人的な目線で書いてきました。みなさんはどう思いましたか?次はセミファイナルですね。

みんなでBリーグを楽しみましょう!

 

このように、このブログではバスケに関する情報や、そこから感じたことを毎週シェアしております。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

では、また来週お楽しみに!

最新情報をチェックしよう!